外国為替相場の変動
通貨の需要と供給
外国為替相場は通貨の需要と供給の関係で決まります。この通貨の需要と供給に影響を与える要因は様々ですが、主なものは貿易収支・景気・内外金利差・投機の4つです。
貿易収支は、外国と商品の取引をすることで発生する収支です。輸出額が輸入額を超えて、貿易黒字が増えていくことで、円高の要因になります。これは、輸出で得たドルを円に替えるニーズが高まるためです。反対に、輸入額が増加して貿易赤字が大きくなると、円を外貨に替える傾向が出てきて、円高の要因になってしまいます。
景気の回復は、円高要因につながります。というのは、景気が回復することで、海外の企業が利益を上げようと日本に進出し、国の通貨(外貨)を円に替えるニーズが高まるからです。それに景気が回復によって、日本の株式市場の上昇が期待され、海外の機関投資家の投資が多くなってきます。結果、外貨を円に替えるニーズが高まっていきます。
これが景気後退となると、円安の要因になってしまいます。景気が落ち込むことで、株式市場の下落が予想されます。すると、外国の機関投資家が日本株を見放し、円を売って外貨を買うという行動に出始めます。
ただ、景気後退によって絶対に円安になると言うわけではありません。過去の事例で、景気の落ち込んだときがありましたが、その時は、個人消費が少なくなり、輸入が減少していきました。ですが、結果として貿易黒字となっていき、円高になったということもありました。