市場の取引
直物と先物
インターバンク市場の外国為替取引には、直物と先物の2種類があります。直物取引とは、取引日から2営業日後に通貨の受渡しをすることです。これは別名、スポット取引とも呼ばれますが、この相場は直物相場(スポットレート)と言われています。
先物取引は、取引日から3営業日以降の特定の日に通貨の受渡しを行います。これから先の、一定の期日に、現時点で取り決めた為替レートで取引をすることです。
先物取引は、為替予約とも言われており、輸出入業者が貿易をするときに為替レートを現時点で、将来の取引日にいくらで交換できるのかを決めます。この相場は、先物相場(フォワードレート)といいます。ちなみに、テレビなどでよく聞く外国為替相場は、直物相場のことを指します。
取引されるレート
銀行は、企業や個人などの求めに応じて外国為替取引を行っています。これは、対顧客市場と言われています。顧客の注文を受けるという立場のため、外貨の買いと売りのバランスが崩壊しやい傾向があります。
そのような場合は、銀行は外貨の過不足を銀行間取引のインターバンク市場で調整しています。そして、銀行でこのような外国為替取引を担当する人を指して、為替ディーラーといいます。
このインターバンク市場で取引されるレートは、銀行にとっては仕入れ価格と同じことです。銀行が顧客と外国為替取引をするときは、インターバンク・レートに手数料を上乗せして収益を上げています(カスタマーディーリング)。また、銀行の勘定で為替相場の変動に伴う為替差益を目的とした外国為替取引も行っています。(自己ディーリング)